これだけは揃えたい!珍奇植物育成の初期費用と必須アイテム7選

こんにちは!Instagramでアガベや塊根植物の育成記録を発信している、ヒロセです。

「憧れの植物を手に入れたけど、一体何を揃えればいいの?」

「専門的な道具がたくさんあって、全部買うと高そう…」

僕も2021年にこの趣味を始めたとき、園芸店やネットで様々な育成グッズを目にして、「何から手をつければいいんだ…」と途方に暮れたものです。

そこで今回は、僕がこれまで多くの植物を育ててきた経験から「これだけは最初に揃えてほしい!」と心から思える必須アイテムを7つに厳選しました。

「初期費用は結局いくらかかるの?」「どこにお金をかけるべき?」といったリアルな疑問にも、僕の体験を交えて正直にお答えしていきます。この記事を読めば、無駄な出費を抑え、賢く育成のスタートラインに立つことができますよ!

結論から!珍奇植物育成の初期費用はいくら?

これだけは揃えたい!珍奇植物育成の初期費用と必須アイテム7選

まず皆さんが一番気になっているであろう、初期費用からお話しします。

僕が選んだ必須アイテム7選を揃えるための費用は、選ぶ製品にもよりますが、おおよそ5,000円〜15,000円程度です。

「意外と安い?」それとも「やっぱり高い?」と感じるかは人それぞれだと思います。もちろん、上を見ればキリがありませんが、最初から完璧を目指す必要はありません。まずはこの7つの基本アイテムを揃えて、植物を育てる楽しさを実感しながら、少しずつ自分好みにアップグレードしていくのが、長続きする一番の秘訣です。

これだけは揃えたい!必須アイテム7選

これだけは揃えたい!珍奇植物育成の初期費用と必須アイテム7選

それでは、僕が「これなしでは育成が始まらない!」と断言する7つのアイテムを、一つずつ見ていきましょう。

1. 植物育成ライト

なぜ必要なのか?

アガベや塊根植物を室内で健康に育てるなら、もはや必須アイテムです。日本の住宅環境、特に冬場の日照時間では、太陽の光だけでは不十分なことがほとんど。光が足りないと、植物は間延び(徒長)してしまい、本来のカッコいい姿になりません。

ヒロセのおすすめ&費用感

最初は、一株をピンポイントで照らせるスポットライトタイプが手軽でおすすめです。

費用感:3,000円〜10,000円

僕も最初は半信半疑でしたが、育成ライトを導入してから、株の締まり方や葉の色が劇的に変わりました。これは少し値が張っても、最初に投資する価値が最も高いアイテムだと断言できます。

2. 水はけの良い土(用土)

なぜ必要なのか?

根腐れを防ぐためです。珍奇植物の多くは、土が常にジメジメしている状態を嫌います。水はけの悪い土を使うと、根が呼吸できずに腐ってしまい、枯れる一番の原因になります。

ヒロセのおすすめ&費用感

市販の「多肉植物・サボテンの土」に、「軽石」や「赤玉土」を2〜3割混ぜるだけで、格段に水はけが良くなります。

費用感:500円〜1,500円(数リットル分)

用土は奥が深い世界ですが、まずは「水はけ第一」と覚えておけば間違いありません。

3. 鉢

なぜ必要なのか?

植物の家であり、根の環境を左右する重要な要素です。デザイン性も大切ですが、初心者のうちは「機能性」を重視しましょう。

ヒロセのおすすめ&費用感

僕が初心者の方に強くおすすめするのが、安価なプラスチック製のスリット鉢です。底穴が多く、通気性が抜群で、乾き具合も分かりやすいため、根腐れのリスクを大きく減らせます。憧れの作家鉢は、植物の育成に慣れてからの楽しみに取っておきましょう。

費用感:100円〜500円(1鉢あたり)

4. サーキュレーター

なぜ必要なのか?

「風」は、光や水と同じくらい重要です。空気が動かないと、土が乾きにくくなり、病害虫も発生しやすくなります。

ヒロセのおすすめ&費用感

小型の静かなもので十分です。特に梅雨時期、これがあるとないとでは株の状態が全く違います。僕の家では、室内管理の株のために24時間回しっぱなしにしていることもあります。

費用感:2,000円〜5,000円

5. 霧吹き&水差し

なぜ必要なのか?

細かな水やりや、葉のホコリ取り(葉水)に便利です。特に水差しは、株の根本にピンポイントで水を与えることができるので、葉の間に水が溜まるのを防げます。

ヒロセのおすすめ&費用感

これは100円ショップのもので全く問題ありません! まずは手軽なものから始めてみましょう。

費用感:各100円〜300円

6. ピンセット

なぜ必要なのか?

枯れた下葉を取ったり、土の表面を整えたり、カイガラムシなどの害虫を駆除したりと、地味ながら出番は非常に多いです。棘のあるアガベの手入れには必須。指を怪我する前にぜひ用意してください。

ヒロセのおすすめ&費用感

これも100円ショップやホームセンターで手に入るもので十分です。

費用感:100円〜500円

7. 薬剤(殺虫・殺菌剤)

なぜ必要なのか?

「お守り」のような存在です。どんなに気をつけていても、病害虫がゼロということはありません。発生してから慌てて買いに走るのは大変ですし、手遅れになることも。

ヒロセのおすすめ&費用感

スプレータイプの、病気と虫の両方に効く製品(ベニカXファインスプレーなど)が一つあると安心です。

費用感:約1,000円

まとめ:まずは基本から!最高の植物ライフをスタートしよう

今回は、僕が思う珍奇植物育成の必須アイテム7選をご紹介しました。

  1. 植物育成ライト
  2. 水はけの良い土
  3. 鉢(スリット鉢がおすすめ)
  4. サーキュレーター
  5. 霧吹き&水差し
  6. ピンセット
  7. 薬剤

最初から高価なものを揃える必要は全くありません。まずはこの7つを基本として、あなたの植物と向き合ってみてください。そして、育成に慣れてきたら、こだわりの鉢を探したり、用土の配合を研究したりと、少しずつステップアップしていくのが、この趣味を長く楽しむ最高のコツです。

この記事が、あなたの素晴らしい植物ライフの第一歩を後押しできれば嬉しいです。