すべての始まりは、一通のInstagramの投稿でした。2025年11月9日に岐阜県美濃加茂市で、素晴らしいコンセプトの植物イベント「BOTAJAM -岐の宴-」が開催されるというのです。主催者であるエルプラさん(@elle_plants)が、イベントを一緒に作り上げるクルーを募集していることを知り、私は居ても立ってもいられなくなりました。
「自分の発信力やITの知識が、この素晴らしいイベントの成功に少しでも貢献できるなら…」。その一心で、私はすぐさまクルーに応募させていただいたのです。
しかし、実際にお会いし、その人柄と活動に触れる中で、私の想いは単なる「貢献」から、一人の人間としての「深い共感と尊敬」に変わりました。この記事では、私がなぜこれほどまでにエルプラさんという人物に共感し、その活動を応援したいと強く思うようになったのか。その理由を、具体的なエピソードを交えて語り尽くします。
エルプラさんとは何者か?その人柄に触れる
私が感じたエルプラさんの人柄。それは、とにかく「明るい」そして「人を惹きつける魅力」に満ち溢れている、ということでした。思わず私が「なんだか、周りを巻き込んで仲間を増やしていくところが、ルフィみたいですね」と伝えると、エルプラさんは少し照れたように笑って、「いやいや、僕なんて、どっちかというとおやびんフォクシーですよ」と返してくれました。
そんなユーモアと謙虚さのバランスが、彼が多くの人に好かれる理由の一つなのだと、すぐに理解できました。
その中心にある「三方よし」の精神
しかし、彼の魅力はそれだけではありません。先日、今後の協力体制を固めるための食事会で、その本質に触れる機会がありました。その席には、私も日頃から尊敬する夢風組さんやコバヤシさんも同席。
その場でエルプラさんが熱く語っていたのが、彼の活動の根幹をなす「三方よし」という信念です。これは、江戸時代から続く日本の近江商人の経営哲学で、「売り手と買い手がともに満足し、さらに社会貢献もできるのがよい商売である」という考え方です。(参考:近江商人の経営哲学「三方よし」)
エルプラさんの「三方よし」とは、
- 自分自身が、まず楽しむこと。(売り手よし)
- 出店してくれる販売者さんが、喜んでくれること。(作り手よし)
- 遊びに来てくれる趣味家の皆さんが、心から満たされること。(買い手よし)
この全てが満たされる空間を作りたいんだ、と彼は言います。
彼の言う「楽しいことが好き」というのは、単なる個人の好みではありません。それは、イベントに関わるすべての人々への「思いやり」から生まれる、彼の活動の原動力そのものなのです。趣味でBMXのフリースタイルを楽しまれていると聞き、納得しました。きっと、技を磨き、仲間とセッションするように、イベントという舞台で「みんなが最高に楽しめる瞬間」を創り出すことに、彼は情熱を燃しているのでしょう。
なぜ今、植物コミュニティにエルプラさんのような存在が必要なのか
私がエルプラさんに強く共感するのは、彼が今の植物業界が抱える課題に対する、一つの「答え」を示しているように感じるからです。近年、アガベや塊根植物の人気は爆発的に高まりました。それは素晴らしいことですが、同時にいくつかの課題も生まれています。
例えば、オンラインでの売買が主流になる一方で、実際に株を手に取って選んだり、生産者さんと直接話したりする機会は減っています。また、人気が高まるあまり、一部では投機的な価格の高騰や、質の低い株の流通も見られるようになりました。
そんな中で、多くの趣味家が求めているのは、「信頼できる人から、納得のいく株を、最高の雰囲気で手に入れたい」という、原点回帰とも言える体験ではないでしょうか。
エルプラさんの活動は、まさにその渇望に応えるものです。彼の主催するオフ会やイベントは、単なる売買の場ではありません。それは、作り手の顔が見え、同じ趣味を持つ仲間たちと笑い合い、情報交換ができる「コミュニティそのもの」なのです。
オンラインの効率性も素晴らしいですが、リアルな場でしか得られない熱狂や、偶然の出会い、そして深い満足感。それを提供してくれるエルプラさんのようなオーガナイザーの存在が、これからの植物業界をさらに豊かで、健全なものにしていくのだと私は確信しています。
BOTAJAMだけではない、コミュニティを育む日常的な活動
エルプラさんの「三方よし」の精神は、特別なイベントの時だけに発揮されるわけではありません。私が彼の活動に深く共感するのは、その日常的なコミュニティへの貢献にあります。
普段からInstagramでの植物販売ライブや、フォロワーとの植物に関する雑談ライブを精力的に開催。さらには、地元・岐阜で定期的に植物仲間を集めたオフ会を主催するなど、常にコミュニティの中心で人と人とを繋ぐ役割を担っているのです。彼の周りにいつも人が集まるのは、この日々の地道な活動で、多くの仲間からの信頼を勝ち得ているからに他なりません。
活動の集大成としての「BOTAJAM」
そして、そうした日々の活動の集大成とも言えるのが、「BOTAJAM -岐の宴-」です。その裏側には、植物業界を本気で盛り上げたいという、彼の緻密な計画と熱い情熱が隠されています。
私がクルーとして関わる中で驚いたのは、その準備の周到さです。単に出店者を集めるだけでなく、会場となる「リバーポートパーク美濃加茂」の魅力を最大限に活かすレイアウト、来場者が一日中楽しめるようなコンテンツの企画、そして何よりも出店者さんが気持ちよく販売に集中できるようなサポート体制の構築。そのすべてに、彼の「三方よし」の精神が貫かれています。彼にとってBOTAJAMは、自身の哲学を表現する最大の舞台なのです。
なぜ私が、これほどエルプラさんに共感するのか
なぜ私が、これほどまでにエルプラさんの「三方よし」の精神に心を揺さぶられ、彼の活動を応援したいと強く思うのか。その理由を説明させてください。それは、私の人生の原点と深く関わっています。
サッカーで挫折した僕が見つけた「サポートの喜び」
私は小学3年生から、人生のほとんどをサッカーと共に過ごしてきました。しかし高校3年生の夏、最後のインターハイを目前に、相手選手のタックルで膝に大怪我を負い、選手としてピッチに立つ夢は絶望的となりました。目の前が真っ暗になりましたが、お世話になった整骨院の先生の姿を見るうち、「自分も、仲間をサポートする側で貢献できることがあるかもしれない」と思うようになったのです。
先生にテーピングやマッサージを学び、必死で仲間をサポートしました。結果、チームは近畿ベスト4という素晴らしい成績を収め、試合後に友人がかけてくれた「ヒロセのサポートがあったからここまで来れた」という言葉が、選手として活躍する以上の喜びを私に与えてくれました。誰かの成功を、裏方として支えることの歓喜。それが、私の人生の原点になりました。
その後のキャリアも同じです。フィットネスインストラクターとしてお客様の目標達成をサポートし、「もっと多くの人を、もっと広い範囲で助けたい」という想いからIT業界に転身し、企業の繁栄を裏側から支える。そして30代後半になった今、趣味である植物の世界で、ITの知識を活かして販売者さんや趣味家の皆さんをサポートしたいと考えるようになりました。
例えば、素晴らしい作家鉢の魅力を、写真だけでなく、その背景にあるストーリーと共に伝えること。あるいは、用土配合のような専門的な知識を、初心者にも分かりやすく解説すること。このサイトで行っているすべての活動は、私のこの原点に基づいています。
エルプラさんとの価値観の交差
そして、エルプラさんに出会ったのです。
彼が語る「販売者や趣味家が喜ぶ場所を作って、みんなで笑顔になって楽しみたい」という強い想い。それは、まさに私がサッカーのフィールドで、フィットネスの現場で、そしてビジネスの世界で追い求めてきた「誰かの喜びを創り出す」という価値観そのものでした。
だから、私がこの記事でエルプラさんを紹介したいと思ったのは、彼が私の人生のロールモデルのように思えたからです。同じ夢を見る「同志」の活動を、私の発信力で全力でサポートしたい。それが、この記事を書いている、たった一つのシンプルな理由です。
エルプラさんの哲学の集大成「BOTAJAM」へ
ここまで、私が体験したエルプラさんという人物の魅力について、詳しく語らせていただきました。彼の「三方よし」の精神、そしてコミュニティへの深い愛情が、少しでも伝わっていれば幸いです。
そして、その彼の哲学と情熱の全てが注ぎ込まれるのが、来る2025年11月9日に開催される「BOTAJAM -岐の宴-」です。この記事ではその詳細には深く触れませんが、彼の創り出す世界観の集大成となることは間違いありません。
イベントの詳細はこちらの記事で
「BOTAJAM」の出店者リストや会場アクセス、イベントの詳しい内容については、こちらの記事にまとめてあります。ぜひ、合わせてご覧ください。
ぜひ会場で、私を見かけたら気軽に声をかけてください。一緒に、この最高の『宴』を楽しみましょう!
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