【愛用レビュー】私が淡路島の瓦職人たまさんの「黒い化粧石」を使う理由

「お気に入りの鉢に植えられた、最高にカッコいいアガベ」

その最後の仕上げ、化粧石(化粧砂)で、こんな風に悩んだことはありませんか?

「なんだか安っぽく見える…」「植物や鉢との一体感がない…」。私も、その一人でした。ホームセンターの安価な化粧砂を使いながらも、常に心のどこかで物足りなさを感じていました。そんな私の悩みを一瞬で解決してくれたのが、Instagramで偶然出会った、たまさん(@tama_nabeが作る、「黒い瓦の化粧石」でした。

この記事は、単なる商品紹介ではありません。私が一人の顧客としてたまさんと出会い、その作品に感動し、そして彼の創作の背景にある哲学に深く共感するに至った、個人的な体験の物語です。この記事を読み終える頃には、化粧石という世界の奥深さに、きっとあなたも気づくはずです。

 

淡路島から発信する瓦職人「たまさん」とは

@tama_nabeのロゴマーク

引用元:@tama_nabe

「たまさん」は、兵庫県は淡路島を拠点に、希少な黒い瓦を使った化粧石や砂利石、そして「黒燻玉」や「鬼達磨」といった独創的な瓦製品を制作されているプロフェッショナルな方です。

その活動は、単なる製品販売に留まらず、日本の伝統的な瓦文化の魅力を、新しい形で現代に伝えようという、熱い想いに貫かれています。

作家情報:たまland plants & item

アカウント名 @tama_nabe (Instagramはこちら)
拠点 兵庫県 淡路島
作品 黒い瓦の化粧石、瓦製品など
特徴 伝統的な「いぶし瓦」の素材感と、独創的なアイデアの融合
購入方法 InstagramのDM、メルカリなど

 

たまさんの哲学:衰退する伝統産業への「恩返し」

鬼達磨

引用元:@tama_nabe

 

私がこの化粧石の背景にある物語に深く感動したのは、たまさんご本人に、その創作のきっかけを伺った時のことでした。

「自分が瓦業界に携わっていますので、需要が落ちている瓦のPRになればと言うのが一番の理由です。鬼瓦も家を守る神との意味もありますので、瓦同様屋根以外でも活躍の場を見いだせればと思ってます。歴史のある伝統的な日本瓦を気軽に身近に取り入れていただければ幸いです」

彼の創作の原点は、自身の利益のためではなく、衰退しつつある故郷の伝統産業を、自分の手で、新しい形で輝かせたいという、切実で、そしてあまりにも誠実な想いでした。彼の作る一粒一粒の瓦石には、ただの石ではない、淡路島の瓦業界の未来と、日本の伝統文化への深いリスペクトが込められていたのです。私はその哲学に、心を強く打たれました。

 

私の購入体験記:DMのやり取りから、感動の開封まで

1000度以上で焼き上げた高品質の淡路瓦

引用元:@tama_nabe

そんな中で、作品への興味を持っていた私は、ついに意を決して購入のためにDMを送らせていただきました。

心温まるDMのやり取り

画面の向こう側にいるのはどんな方だろう、と少し緊張していたのですが, 返ってきたメッセージは、驚くほど明るく、そして丁寧なものでした。こちらの質問一つ一つに親身に答えてくださるそのやり取りから、作品だけでなく、たまさんの誠実な人柄にも、一瞬でファンになってしまいました。

手にした瞬間に感じた「本物の重量感」

そして数日後、待ちに待った一箱が淡路島から届きました。梱包は非常に綺麗で、大切な作品を送り出すという作り手の想いが伝わってくるようでした。そして、箱を持ち上げた瞬間に感じた、ずっしりとした重量感。これがただの砂利ではない、歴史と伝統が凝縮された「瓦石」なのだと、手にした瞬間に理解しました。この重みこそが、私が最初に感じた「高級感」の正体でした。

我が家の植物が変わった日:安価な化粧砂との決定的な違い

早速、大切に育てているアガベの鉢に使ってみることに。

それまで私が使っていたのは、正直に言うと、ホームセンターで手に入る安価な化粧砂でした。それはそれで役割を果たしてくれていましたが、たまさんの瓦石を敷き詰めた瞬間、私は息を呑みました。

鉢全体の雰囲気が、がらりと変わったのです。

しっとりとした深い黒が、植物の緑や、作家鉢の繊細な釉薬の色を、これ以上ないほどに引き立てる。

光が当たると、瓦ならではの鈍い光沢が生まれ、植物と鉢、そして化粧石が一体となった、一つの完成されたアート作品がそこに出現しました。これはもう、単なる「土隠し」ではありません。植物の価値を何倍にも高める「最後の仕上げ」なのだと、私は確信しました。

 

結論:私が、たまさんの化粧石を使い続ける本当の理由

私が購入した瓦の化粧砂

私がたまさんの化粧石に感動し、この記事を書いてまで応援したいと思う理由。

それは、単に製品が素晴らしいから、だけではありません。彼の作品を使うという行為が、衰退しつつある日本の伝統産業を、ささやかながら応援することに繋がると知ったからです。彼の哲学に共感し、その物語の一部に、自分も参加できる。この化粧石には、そんな喜びがあるのです。

最後に、この記事を読んでくれたあなたへ

私たちが植物を育てるという行為は、愛情を注ぐことに他なりません。

そして、化粧砂は、その愛情を表現するための最後の仕上げだと、私は考えています。

もしあなたが、ご自身のコレクションを今よりもっと特別な存在にしたいと願うなら、ぜひ一度、たまさんのような作り手の「物語」がある製品を選んでみてください。それは、単なる土隠しではなく、あなたの鉢植えへの愛情を深め、その価値を何倍にも高めてくれる、最高の投資になるはずです。

ホームセンターの安価な砂利も便利ですが、時には、作り手の顔が見える、温かい魂のこもった一品を。それが、私たちの植物ライフを、もっと豊かで、もっと意味のあるものにしてくれるのだと、私は信じています。